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退職して会社員という立場を離れる前に、やっておきたいことは意外に多く存在します。独立や脱サラを決意すると、どうしても「新しい環境」に気持ちが向きがちですが、会社員としての立場を活かせるのはまさに今だけです。
私も脱サラを決意したとき、最初は目の前の新しい世界にワクワクしていました。しかし同時に、「今しかできないこと」を見逃していたら後悔していたかもしれません。このページでは、退職前にやっておくべき現実的な行動を、実体験を交えてご紹介します。
退職前にやるべき社内での準備
まず、会社員としての「最終段階」をしっかり締めくくることが大切です。私の場合は引継ぎに全力を注ぎました。
新しい扉を開く覚悟ができたことが、何か特別なステージに立てたような錯覚みないなのがあって、引継ぎには会社へ残り続ける人へ向けて高鳴る気持ちのおすそ分けをするかのような気持ちで取り組んでいました。
そんな気持ちでこなした引継ぎでしたが、自分が辞めた後も職場がスムーズに回るようにしておくことは気持ちの整理にもつながります。
また、退職間際には「後ろめたさ」のような感情が湧くこともあります。私も定年前に辞める選択をしたことで少なからず緊張感がありました。
これを紛らわすためにまだ寒さの残る2月、3月に毎朝ジョギングに励んだ経過があります。これはかなり効果的で体を動かすことでストレス発散になり余計な感情に振り回されることが減りました。寒かったですけどね。
さらに、退職2カ月前からは読書の時間を増やしました。特に、独立後に役立ちそうなビジネス書やメンタルを整えるための本を読むことで、前向きな気持ちをキープできました。これはおすすめの方法です。
同僚や上司との関係を整理しておく
退職前には、これまでお世話になった同僚や上司との関係をきちんと整理しておきましょう。単なる形式的な「挨拶回り」だけでなく、感謝の気持ちをしっかり伝えておくと、その後の人間関係が良好に保たれます。
独立後、元同僚から思わぬ形で仕事の紹介を受けることもあります。会社員としての最後の立ち居振る舞いは今後のキャリアに意外な形で影響を与えると心得ておきましょう。
私物の整理も早めがベスト
ベテランと呼ばれる域の在籍期間になると、会社に置いてある私物は思ったより増えていて退職間際だと整理が間に合わないことも考えられます。
この辺も、気持ちの整理と合わせて余裕をもって行いたいものです。
私の場合ですが、私費で購入した専門書を誤解のないように会社に置いてある段階で何冊か処分したのですが、今となっては役立つ場面もあったようで少し後悔しています。
在職中にしかできないお得な体験をする
会社員としての特権を活かすのも忘れたくはないです。その一例が、JR東日本の「大人の休日倶楽部パス」です。50代から入会できるサービスで会員限定で年3回販売される「乗り放題切符」で有名なあのサービスです。
この切符を使えば、5日間連続でJR東日本の新幹線や特急に乗り放題。定年退職前の有給休暇を活用して、ゆっくり旅行を楽しむことができます。実際に私も退職直前(当時はまだ4日間だった)にこのパスを利用し、旅先で心を整理することができました。
旅行をすることで、「やっぱり会社員としてもう少し頑張ろう」と思う人もいれば、「やはりこの決断で間違いない」と確信できる人もいます。いずれにせよ旅は心の整理に大いに役立ちます。
楽しい旅行ができれば、次の旅は自分が一人で稼いだ成果で、よりランクの高い宿に泊まってみたいとか夢が広がり、望む新しい世界に挑む活力も湧いてくることでしょう。
在職中にやるべき手続きや準備
脱サラを考えているなら、在職中にしかできない事務的な準備も忘れてはいけません。例えば以下のようなものです。
- 退職前にクレジットカードを作っておく(独立後は審査が厳しくなるため)
- 会社員であるうちに住宅ローンや各種ローンの手続きを済ませる
- 健康保険や年金の切り替えに関する情報を整理する
- 退職後の住民税の支払い計画を立てておく
特に金融関連の手続きは会社員の信用があるうちに進めておくのが鉄則です。
健康保険や年金についてはシステムが複雑なこともあるので、より早い段階から情報収集の体制を整えておくのがコツです。この辺の課題をうやむやにしておくと現状をずるずる引きずってしまう原因にもなりそうです。
不安を整理するための準備
退職が近づくと、「本当に大丈夫だろうか」という不安が押し寄せることがあります。そんな時は、ノートに「やるべきこと」と「やらなくてもよいこと」を書き出すのがおすすめです。
例えば、私が退職前に書き出したリストには「退職手続き」「社内引継ぎ」「健康保険の切り替え」「読書」「旅行」などがありました。可視化することで頭が整理され、迷いが減ります。
また、退職準備を進めるうえで、さらに詳しい段取りを知りたいなら以下の記事もおすすめです。
脱サラを考えたその日から始まる「現実の6ステップ」:会社を辞めて後悔しないために
このページとあわせて読むことで、退職前の準備をより具体的にイメージでき計画も立てやすくなるでしょう。
残された在職期間を有効にすごす考え方
長年勤めた職場を去ることは、登り詰めた山の山頂から慎重に下山をするようなものです。周囲の安全に気を配りながら周りの景色を楽しむ余裕や今の環境を将来の自分に活かすための工夫も忘れないようにしたいものです。
会社を辞める前には、引継ぎや社内での整理だけでなく「在職中だからできること」にもしっかり目を向けるべきです。
旅行をして心を整理するのもよし、金融関連の手続きを進めるのもよし。これらの準備を整えたうえで退職日を迎えれば後悔のないスタートを切ることができます。
焦らず、今できることをひとつずつ。退職までの時間を最大限に活用して独立への一歩を踏み出しましょう。
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