住宅ローンは脱サラ・転職の最大の足かせになる

住宅ローンが脱サラの最大の足かせとなることを示す家と鎖のイラスト 課題と試練

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脱サラや転職を成功させて自分の夢を実現させたいと考えたときに様々な課題をクリアしなければなりません。特に住宅ローンの残高がまだ半分以上残っているときなどは、夢の実現に対して大きな足かせとなってしまうでしょう。

私自身、会社員時代に“脱サラ”を強く意識したとき、真っ先に頭をよぎったのが住宅ローンの存在でした。

このページでは、私の経験を踏まえながら、住宅ローンが脱サラの妨げになる理由とリスクを最小限にするための考え方をお伝えします。同じ悩みを抱える方の判断材料になれば幸いです。

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住宅ローンに係る問題解決の手段

転職や脱サラを考え始めたとき、住宅ローンを何とかしたいとなると、ローンの残額を全部返済するか持ち家やマンションを売却するなど様々な対応を想定することになりそうです。

ローンを完済してから脱サラする

転職や脱サラを実行する際には、残っている住宅ローンはすべて完済してから行動に移るのが一番理想的です。

しかし、ほとんどのサラリーマンは住宅を購入する際に定年まで安定して同じ職場で働くことを予定してプランを組んでいて、期間も長く設定していることでしょう。

ローン残高からも、一番理想の対処法である完済は残念ながら最も現実的ではない手段でもあります。

住宅を売却する

ローンの負担をなくすためにマンションや持ち家を売却してしまう方法もありますが、現実的に考える人は少ないかもしれません。

この方法では借金はなくなりますが、借家暮らしに戻ったり実家の世話になるなど生活環境が大きく変わることになるので、そこへ転職などによる職場環境の変化が加わることになるとメンタル的なリスクも伴うことになってしまいます。

そこまでして、転職や脱サラをしたい理由があればやむを得ないかもしれません。

また、ありがちなことに住宅の売却額がローンの残高より低いというのも充分にあり得てしまうのが住宅ローンの融通が利かないところです。

家を手放しても無いモノの借金が残るというのだけは避けたいものです。

脱サラ後に退職金で返済

会社員として勤続年数が長ければ長いほど、会社を辞めたときに支給される退職金の額も多くなります。

実際の額は勤めている事業所ごとに異なるりますが、場合によっては会社を辞めたときに住宅ローンが完済できる額を受け取れるケースもあるでしょう。

当ブログのテーマは「50代の脱サラ」ですが、中年以上の退職者のケースでは、このローン完済に相当する額以上の退職金がもらえる人もいるでしょう。

このパターンを期待するには、退職前に会社の退職金に関する規定などを充分確認する必要があります。

辞めてから退職金を受け取れる時期にタイムラグが生じれば、その分の利息も考えておかなければならず、また見込んでいた額より足りなかったとう事態は絶対に避けなくてはなりません。

脱サラや転職の問題を除いて、住宅ローンだけの視点から見ればこの先の利息を数年払い続けるより退職金で返済してしまったほうが理想的だという考え方もあります。

いずれにしても、自分や家族の意見も当然ですが現実をメリットを含めた別の角度や客観的な目線で見直してみることが大事でしょう。

ローンではなく家賃だと考えて行動する

脱サラや転職など仕事環境を改善を試みるとき、住宅ローンの負担をなくすためにはいつくか手段がありますが、正直どれも手間がかかり面倒なのも事実。

そもそも、住宅ローンはアパートやマンションの家賃だと受け止めて支払い続けるという考え方があります。

どうせ高い家賃を払うなら、払い続けた先に持ち家などが手元に残る住宅ローンのほうが魅力的だというものです。

この考えを継続したまま数年先の支払い分まで確保して、脱サラに挑戦するという方もいらっしゃるでしょう。

この場合、負担を背負ったまま仕事環境の変化に挑むことになるので、その重圧に耐えられる強い意志の持ち主であることが条件になってきそうです。

これに加え、もともと脱サラには潤沢な資金が必要なのは間違いありません。それを確保できるかも大きな課題とも言えます。

以上のように、脱サラは借金があっても実現できなくはありませんが大きな重荷になることは間違いありません。

返済の資金を蓄えるため無駄遣いは避けたいが、今の職場ではストレスが多く、その発散のために休日にはどうしてもお金を使ってしまうと言う方も多いでしょう。

これは今の仕事に満足や達成感を得られないサラリーマンの永遠の課題かもしれません。

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