自己啓発書を読んで「なるほど!」と思ったものの、数日後にはすっかり忘れてしまっている。
そんな経験はないでしょうか。私も以前はその一人でした。本を読んだ満足感だけが残り実生活にはほとんど反映されなければ時間もお金ももったいないです。
しかし、読書の仕方を少し変えただけで学びが実際の行動や成果に結びつくようになりました。このページでは、私が実践してきた「自己啓発書を血肉にする読書法」を経験談を交えながらご紹介します。
自己啓発書が「読んでも変わらない」理由
まず、なぜ多くの人が自己啓発書を読んでも変われないのでしょうか。理由はシンプルです。
- 読んだだけで満足:読むだけで何かが変わることに期待しすぎ
- 読みっぱなし:本を閉じた瞬間に内容が頭から消えていく
- 情報過多:多くの本を消化不良のまま読み続ける
- 行動に移さない:得た知識を試す機会を持たない
- 自分に合わない方法を真似する:成功者の体験をそのままコピーしてしまう
自己啓発書は“きっかけ”を与えてくれる存在です。しかし、きっかけはそのままでは成果になりません。自分の生活や状況に合わせて加工・吸収・定着させる必要があります。
読書を成果に変えるための3ステップ
私が長年続けてきた方法は、次のたった3つのステップに集約されます。
- 要点をメモに取る
- 要点を整理・リスト化してA4用紙にまとめる
- 生活や仕事に浸透させる
特に2番目の「A4用紙にまとめる」という作業はPC上で整理して印刷する作業で思った以上に効果的です。
これは本全体を要約する必要はなく、一部のページからの1〜2行の引用でも十分。むしろ、その本の中で「今の自分に刺さった言葉」だけを抽出するほうが実践に直結します。
なぜA4用紙なのかというと、一般的な文書と同じ大きさなら手間をかけず印刷しやすいからというそれだけの理由です。
なので、1冊の中身だけを要点としてまとめるのではなく、日頃の習慣化したいアクションや他の本の内容にあった身に着けたいノウハウなどがあれば、その1枚の中に落とし込んでしまうというものです。
部分的引用の力「全部覚える必要はない」
自己啓発書を読むと全部を理解して覚えなければと意気込んでしまいがちです。ですが、これは現実的ではありません。私自身、1冊の中で行動に移せたのは、せいぜい1〜2項目。しかもそれだけで十分に価値があると考えます。
例えば、ある本で「朝一番に一番難しい仕事を片付ける」という一文を見つけ、それを毎日のルールにしたら仕事の進み方が劇的に変わりました。
この変化は本全体の要約よりもずっと大きな成果であったと思っています。
これが意味するのは、ビジネス書を構成する数百ページのうち、著者が本当に訴えたい部分は実は2、3ページに凝縮されていているとしたら、その数ページの要点を自分なりに嚙み砕いた解釈に落とし込むことは本全体の概要を把握するより有用な場合があるということです。
部分的引用は、あなたにとっての“今必要な答え”を効率よく抽出する方法です。そして、それをA4用紙にまとめて持ち歩くなど毎日繰り返しチェックすることで自然と習慣化されます。
メモを「行動の指針」に変える
私が実践しているのは、メモをただの記録で終わらせないことです。A4用紙にまとめた内容には、必ず「自分ならどう行動するか」を書き添えます。
もう少し掘り下げて言うなら、本に書かれた有用と感じる一文を、自分なりに「つまり・・・」という言葉から始まる理解しやすい文章に置き換え記憶に定着させることで、実際の行動につなげていくというテクニックです。
本の中にある血肉にすべき数行を抽出し、自分なりの「つまり・・・・である」「つまり・・・だということ」などの文章に置き換えてみる。実際の運用段階では頭に付けた「つまり」は外してしまったほうがスッキリした形になるので、「つまり・・・」という語句は本を自分の血肉にするための「嚙み砕き用ツール」と言ってよいでしょう。
例えば、「習慣化には21日間必要」という文章を読んだら、「つまり・・・朝の散歩を21日間続けてみる」と具体的に落とし込みます。こうすることで、読書の成果が具体的な行動指針に変わります。
こうして、行動指針としての意味をもったA4用紙は、すぐに手に取りやすい場所において置いたり、折りたたんでバッグに入れ持ち歩き、集中に失敗した朝カフェで読み返したりすることで、自分なりに解釈した内容を血肉として定着させる効果が期待できます。
成果が出る読書法は「反復」と「適用」
読書の成果は、1回のインプットで出ることはほとんどありません。同じ本でも、1年後に読み返すと違う箇所が刺さることがあります。これは自分の状況や視点が変わるからです。
また、読んだ内容を生活や仕事に適用するための工夫も欠かせません。メモを見返す、A4用紙をにまとめ常時確認できる環境を作るなど、部分的引用を習慣化するといった反復が血肉化の決め手です。
自己啓発書を血肉にする読書法のポイントは、「完璧主義を捨てる」ことです。1冊から得られるのは、たった1行でもいい。その1行が、自分の行動や考え方を変えるきっかけになります。
メモを取る、要点をA4用紙にまとめるなどを習慣化する。これらを続けることで、自己啓発書は単なる知識のストックではなく、あなたを動かす原動力になります。
「読んでも変わらない」を卒業するのは今日からでもできます。小さく始めて、大きく変わる。それが私が実感した自己啓発書を血肉にする読書法です。
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