会社を辞めたあと、あなたは何をする人ですかと聞かれたら

自分の核となる能力 独立への意欲

自分には何ができるかというテーマは、ビジネス書をよく読む人にとって一度はどこかでお目にかかっているテーマかと思われます。

こと脱サラ後には、「あなたは何をする人ですか」というい問いに対して、いかに的確に答えることができるかは重要なことではないかと考えます。

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あなたは何をする人ですか?という問いかけ

私たち大人世代の経験値から、ストレートに「あなたは何をする人ですか?」と聞かれることはほどんどないでしょう。

例えば、会社を辞めてから何かの機会に一人の企業経営者と挨拶がてら言葉を交わす機会があったとして、その雑談の中に雑談のフィルターを通して遠回りに「あなたは何ができる方でしょうか?」という問いが混じっていることが考えられます。

会社を辞めたら自分は自由な立場であり、相手も組織の代表者であればお互いに仕事のネタになるような情報を常に欲しがっていると言っても良いでしょう。

挨拶を交わす相手に、この人は何か有益になるコネクションを持っていないか、特殊なノウハウを持っていて自分もそれにあやかる機会になるのではと期待されることも十分あるでしょう。

もちろん毎回そんなチャンスはないし相手が忙しければそれどころではないでしょう。

ただ、誰かの紹介だったり、自分の話や噂を聞きつけて相手が名刺を出して挨拶をしてきた場合は、こちらにとってもチャンスかもしれません。

的確に売り込むチャンスを逃さないために

相手が喜びまたは親しみを感じてくれるために返す答えは、私たちが長年培ってきた知識や技術の中にあります。

特に難しい技術や、地元の有名企業とのコネクションがなければ相手に受け入れてもらえないかといえばそんなこともないでしょう。

まずは自分を印象付けるための、面白い経験談を相手の印象に残るよう面白おかしく伝えることができれば十分かと思われます。

初回のあいさつで、お互いの利益が合致することはまず難しいでしょう。

相手にとって何かの機会に、「そう言えばあのとき○○さんが面白いこと言ってたな」と思い出してもうことができれば、自分にとっても何かのチャンスに繋がる可能性は高まるでしょう。

そうしたチャンスの芽を増やしていくことも、自分の仕事を成功に導くために大切なことではないでしょうか。

持っている資格は自慢にならない

言葉の裏に隠れた「あなたは何ができる人ですか(何をする人ですか)」の問いに対して、自分の持っている資格について語ることは慎重になったほうが良いかもしれません。

既に何かの事業に取り掛かっている経営者にとって、相手が何かの資格を有していることより、その人が自分の興味を引くような新しいことに導いてくれるような人としての魅力を持っているかを期待していると考えたほうがよさそうです。

例えば、調理師の資格を持っていることをストレートに伝えるのではなく、それによって過去に得た経験から、こんなオリジナルの料理を作って周りを喜ばせたことがあるといった実績について語ったほうが相手には魅力的な人に映ることでしょう。

また、会社を離れてから気づくこととして「資格は雇われる手段でしかない」ということ。

どこかの会社に雇ってもらうために資格は有効な財産かもしれません。

しかし、自分自身がなにがしかの事業を始めたいと思った時に、資格はそれほど役に立つものではないことに気づくでしょう。

こうした持っている資格の意味人ついては脱サラを考え始めた段階で考えを改めたおく必要がありそうです。

私たち大人にとって大事なのは持っている資格ではなく、それによって今までに得てきた成果とそれを他人が面白く興味をもって聞いてくれるだけの表現力ではないでしょうか。

辞める前に準備しておく重要度が高いもの

脱サラをして自分で仕事を始めたいという考えがある方にとって、自分は何ができる人間かという話を相手に伝えることは簡単で、挨拶の陰に隠れた「ななたは何をする人ですか」の問いには割とすぐに答えられることでしょう。

逆にそうした問いに関して、上手く答えられなかったり自分を表現する手段に乏しいような場合には、そうした伝えるテクニックを身に着けていくことも大事かと思われます。

これは個人においてのコアコンピタンスのことだと言えば理解が早いかもしれません。

中にはがむしゃらに働いてきただけで自分の経験をあらためて言葉にしたことがないといった方もいらっしゃるかもしれません。

そんなかたも、これまでの経験から自分が他人へアピールできる部分、他人に興味を持ってもらえるよう上手に伝えるテクニックについても意識してみる時間をもってみてはどうでしょうか。

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